迷って悩んでそれでも歩く

仕事、Yoga、日々の迷いや悩み

緊急事態宣言を受けて

みなさま
おはようございます。
 
緊急事態宣言が出されました。
 
またか
なんで
いつまで
遅い
仕方ない
 
それぞれが置かれた状況で、
感じ方、受け止め方は違うと思います。
 
飲食業からしたら、
ギリギリ首の皮一枚で繋がっていたところは、
かなり厳しい状況になってしまうのではないでしょうか。
 
一方で、こんな中でも売り上げを伸ばすお店もある。
 
この違い、なんなんでしょうね。
 
病院はというと、
患者総数が増えれば、一定入院患者も増えるので、
どこもいっぱいいっぱいだと思います。
対応策にも色々課題があると思いますが、
現場は目の前のことをまず対応するしかない面もあるので、
指揮系統が上手く働いて、
なんとかこの局面を乗り越えないと。
 
 
昨年の暮れにオンラインのイベントに参加しました。
日本、世界で活躍する人たちを招いてのlive講演。
 
その中で、お笑い芸人の西野さんが登壇していました。
最近では「えんとつ町のプペル」の映画化で話題ですね。
 
その彼曰く、
業界に関わらず、
「客が参加できる余白があるかどうか」
が、現代に求められるクオリティだと。
 
インターネットの普及で、
社会全体の「質」の底上げがなされました。
美味しいラーメンの作り方が広まったおかげで、
不味いラーメン屋がなくなりました。
ダンスの練習動画がたくさんあるので、
みんなダンスが上手くなりました。
 
ある意味、社会が均一化していく中で、
味や技術など機能面での差別化が難しくなってきました。
 
こうなってくると、
そこそこ美味しいラーメンを提供するだけでは、
ただ上手いダンスを見せるだけでは、
もはやお客さんは来ない、
ということになってしまいます。
 
ましてやこのコロナ禍、
わざわざリスクをおかしてまで、
「そこそこ美味しいラーメン」
を食べにいく人は少ないでしょう。
自分で「自宅でできる絶品ラーメン」
の動画をYouTubeでみながら作ろう、となります。
 
 
顧客(商品を買う人)が失われつつある今、
生き残りをかけるにはどうすればいいのか。
それは、
「ファン(応援してくれる人)」
を作ることだと。
 
 
コロナ禍で「前売り券」「応援券」が話題になりました。
お客さんがお店に来れない中で、
お店の維持が難しい。
ここさえ乗り切れれば!のお金が足りない。
 
そんな時、「前売り券」を買っておいて、
後からお店に行った時に、それを使える。
「応援券」を買うことで、
そのお店を応援することができる。
 
お店の「商品」にお金を払っているというよりは、
お店そのもの、お店の「人」そのものに払うイメージでしょうか。
 
 
キャバクラやクラブの「シャンパン」。
これも、飲み物そのものにお金を払っているわけではなく、
そこで働くお姉さんやお兄さんのファンになったから、
その人たちにお金を直接払うのも品がないので、
シャンパン」を買うという名目で、お金を払っている。
ここでも、単なる「顧客」ではなく、
客側は「ファン」になっています。
 
 
ファンがいれば安泰かと言われれば、
必ずしもそうではないのが現状だと思いますが、
少なくともこれからのビジネスは、
この「ファン」をつかむ感覚
が大事になってくることは確かでしょうね。
 
 
私は今病院で働いていますが、
医療業界でも、
「あの先生がいるところで働きたい」
「あの先生にみて欲しい」
というのはよくあること。
 
その先生の技術だったり知識だったり
を求めているところは多いと思いますが、
それだけでなく、
その先生の「人柄」だったり、「雰囲気」だったり、
そういうところに惹かれているところも、
多分にあるんだとおもいます。
 
「先生の顔見たら元気になったよ」
これだけだと、医療者側は何もしてないように見えますが、
ある意味、
顔を見せて、少し話して、「またきてね」
それで患者が元気になるなら、
それが究極の医療なんじゃないかとも思います。
 
もちろん、大事な薬は処方しなければいけないし、
必要な検査を怠るわけにはいきませんが。
 
 
さて、話がまたまとまらなくなってきたので、
今日はここまで。
 
年末年始にそこそこ病院にいたので、
この3連休は一応お休み。
(でも心配だから明日顔見に行こうかしら・・・)
 
散らかった部屋を片付けつつ、
体も動かしつつ、
まずは心身の健康管理!
 
 
おしまい