迷って悩んでそれでも歩く

仕事、Yoga、日々の迷いや悩み

新年のご挨拶

みなさま
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
 
 
2020年、みなさまにとってはどんな年だったでしょうか。
 
世の中的には、
コロナに始まり、
コロナに終わった、
そんな一年だったように思います。
 
 
病院で働く身としては、
序盤は海の向こうの話だったのが、
クルーズ船での感染が拡がり、
次第に都内の病院でも患者が増え始め、
救急外来での患者さんへの対応が
これまでと変わってきました。
 
そして緊急事態宣言。
と同時に、まさかの自分が感染。
微熱と味覚障害、嗅覚障害で発症。
幸いにも軽症で済み、後遺症もありません。
でも、かかり初めはなんとも言えない気道の違和感と、
急に悪化するんじゃないか、という恐怖感が拭えず、
不安な日々を過ごしました。
 
 
久々の入院も経験しました。
普段は患者を見る側なのが、
逆にみられる側になることで、
改めて看護師さんやワーカーさんの大変さ、
ありがたさを実感しました。
特に話し相手もいないので、
検温や食事の時にきてくれる看護師さんとの
ちょっとした会話が励みになりました。
 
 
大きな変化としては、
6月にコロナ禍で入籍をしました。
大学入学以降はずーっと一人暮らしだったので、
誰かと一緒に棲むというのが最初は慣れませんでしたが、
徐々にお互いの良いところ、悪いところもわかってきて、
ひとまずは楽しく過ごせております。
 
目下、式をあげるかどうか考え中です。
 
 
仕事の面では、
コロナで働き方が変わり、
一般病棟だけでなく、
コロナの病棟や、発熱外来なども経験しました。
僕だけでなく、
他の先生も皆初めてのことづくしでしたが、
病院一丸となってなんとかこの危機を乗り越えようと、
悪戦苦闘している最中です。
 
 
 
2021年、どんな年になるでしょうか。
 
コロナはどうなる。
ワクチンはどうなる。
 
震災がまたくるのか。
復興はどうなる。
 
働き方はどうなる。
オンライン、YouTubeInstagram
 
オリンピックはどうなる。
 
日本の未来は。
世界の未来は。
地球の未来は。
・・・
 
あげればキリがありません。
 
 
そんな中でも、
未来は明るいと信じ、
今日1日を、精一杯生きるしかありません。
 
一日一生
一日を一生のように生きる。
今日という日を、
かけがえのない一日として生きる。
 
 
今までも聞いた言葉ではあったけど、
最近、この感覚が大事だなと、切に感じます。
 
いつ感染するか分からない、
いつ事故に遭うか分からない、
いつ災害に遭うか分からない、
そんな世の中。
 
今日自分が死んだとしても後悔しないように、
今日を精一杯生きる。
 
言葉で言うほどに簡単ではないけれど、
一つこの言葉を胸に、
2021年生きていきたいと思います。
 
 
そして、
なんとかこのブログも更新を頑張ります笑。
 
 
それでは、2021年もよろしくお願いします。
 

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2021年 夜明け
 
おしまい

きほん その9

皆さまおはようございます。


寒い寒い。

でもいい天気。

 

早起きしたいなあ…

 


それでは今日のきほんです。

「考えるときは本を読む」「とにかく本を読む」

文章に集中することで、

本の世界に入り込み、

集中力が高まる。

そこでふっと本から離れて考え事を始める。

そして、

迷ったときや、不安なときも、

とにかく本を読んでみる。

 

何か考え事を始めるとき、

なんとなくで考え始めてしまうことが多い気がします。

特に集中力が続くわけでもなく、

考えているつもりが、

実は同じところを堂々巡りしてしまっていること、

よくあります。


そこでいったん本を読み始めてみる。

文書を読むにはどうしたって文字に集中するし、

本の世界に一定入る必要がある。

そうして作った集中状態でもって、

再度考え始めてみる。

すると、

ただなんとなくで考え始めた時よりも、

深く考えることができる。

たとえ短時間であったとしても。

 

 

なるほどなあ。

とはいっても、本を読む時間は、

意識しないとなかなかとれない。

読みたい読みたいと思っていても、

思っているだけだとなかな読めない。


なぜ本を読みたいのか、

なんのために本を読むのか、

その本を読むことで、誰に、どんないいことがあるのか、

そういった、目的意識みたいなものをはっきりさせ、

気合を入れて読む。

 


今年は後半にかけて少し本を読む機会を増やしたけど、

まだまだ読みたい本は沢山。

 

もう少しテレビを見る時間を減らしたい…

 


理念も大事にしつつ

とにかく本を読む、

これも来年にかけて心がけたい。

 

 


おしまい。

きほん その8

おはようございます。
 
今朝もいい天気です。
大雪が降っているところもありますが、大丈夫でしょうか。
母の実家が新潟ということもあり、心配です。
 
 
では今日のきほん。
「推理をして仮説を立てる」
目の前にあること全てについて、
「なぜだろう」と考え、
想像力を働かせ、推理し、
「もし、こうだったら?」
と自分なりの仮説を立ててみる。
「最悪のケース」
「最高のケース」
仮説を立てることで、
進む方向も見えやすくなる。
 
 
普段の仕事でも、
常にまっさらな頭で
一から全部考えていくことはなかなか無い。
 
多くの場合、
ある程度こういう病気なんじゃないか
こういう病態なんじゃないか
そうやって始めることがほとんど。
 
でも、常に
「最悪のケース」「最高のケース」
を考えているかと言われると、
そうでもないなと思いました。
 
患者さんを見始めて、
ある程度方向性が決まって、
そこからは出てきた結果や、
本人の変化などをみながら進めていく感じ。
 
でも、そこでいったんゴールまで考えてみる。
そしてゴールから今を振り返ってみる。
すると、
「この検査はやっておいた方がいいな」
「ここまで本人に話しておいた方がいいな」
というのも見えてくる。
 
と今書いていて気付きました。
 
救急では、
「ワーストシナリオを考える」
ことが大事と言われています。
最悪のケースを考えることで、
重大な見落としを防ぐことができる、
あるいはそうだった場合に早く対処できる、
ということなんでしょうね。
 
 
今日からまた一週間。
来週は仕事納めにも入ることを考えると、
今年最後の仕事週間。
 
気を引き締めていきましょう!
 
 
 
おしまい。

きほん その7

皆さまおはようございます。


やはり朝は寒い。

ほんと急に寒くなりましたね。
寒さに負けず、まずは書くことを続けます。

 


では今日のきほん。

 

「スタートは、いつも0から」

 

新しい何かをする時、

経験値をもとに積み上げて仕事をしていくと、

そこから新しさは生まれにくい。

失敗を恐れずに挑戦してこそ、

学べるし、深まるし、広がるし、生み出せる。

ゼロから始まる幸せを何度も感じる。

 


何か新しいことをする時、

どうしても過去の体験だったり成功だったりに頼って、

無難な選択、失敗しない方法を選びがち。

そうすればうまくいくことは分かっているし、

仮に多少失敗したとしても、

大きくズレることはない。


ただ、挑戦をしなかった失敗からは、

あまり多くを学ぶことはできないかもしれない。

 


医療の現場では、毎日沢山の患者さんが受診し、入院する。

そんな中、

常に新しいことに挑戦し続けることは、相当大変。

過去の知識を糧に、効率的に、要領よく、

患者さんを診ていく技術は必要だと思う。

そうしないと、毎日の診療が滞ってしまうことも事実。


でも、

大切なことは、そこでマンネリ化しないこと。

こう来たらこうで、ああ来たらこうで、

そう考えつつも、時折立ち止まって考えてみる。


「本当にこのやり方があっているのか」

「こう教わったっけど、もっと良いやり方があるんじゃ無いのか」


そして、その日々の疑問だったり、問題点だったりを、

なあなあにせずに、しっかり書き留めておいて、

振り返る。

修正する。

変えられる点があるなら、思い切って変えてみる。

失敗を恐れずに。


そうすることで、

新しい発見につながったり、

改めて今までの良かった点に気づいたり、

悪かった点が浮き彫りになったりする。

 

 

と書いてみても、

やっぱり難しい!

そうはいっても、常に挑戦をし続けている人は現にいるわけだし、

できないわけじゃあない。

 

今日も何か変化できないかな。

日々の診療での見直しポイントから探してみよう。

 

 

おしまい。

きほん その6

皆さまおはようございます。
ついに朝投稿です。


では、今日のきほん。
「仕事ではなく、「人」を見る」
目の前に人がいてもいなくても
「人」のために
を考える。
あらゆる仕事の先には人がいる
人とどう関わり
その関わりをどう改善していくか。
「この先に、人がいる」


幸いにも私は医療職ということもあり、
仕事の対象は「人」なので、
目の前の人のことを考えやすい環境にはあります。


それでも、
どうしても目の前「人」ではなく、
その人の「疾患」「検査結果」に目がいってしまうことがある。
「この病気はこうだから、ああだから」と考えたり、
「検査結果が良くならないなあ」となったり。


本来見るべきはその人であって、検査結果では無い。
そこは、常に忘れないようにしたいところ。

 


加えて、高齢社会の今、
目の前の患者だけではなく、
その家族にも目を向けないといけないことがほとんど。


誰と住んでいるのか
誰が介護しているのか
誰がどう関わっているのか


そういった、目の前の人だけでなく、
その背後にいる人にも目を向ける。


そりゃそうだろ、
と思うかもしれないけれど、
それがなかなか難しいこともある。

 


まずは目の前の「人」を見る。
そして、その人の背後にいる「人たち」も見る。

 


走り書きになったけど、
なんとか朝投稿!

 


おしまい。

きほん その5

朝一更新をしたいけど、

朝めっきり起きれなくなってきました。

 

皆さまこんばんは。

寒さのせいもあってか、

このところ朝起きれません。

正確には、朝目が覚めても、

布団から出られずに、そのまま二度寝に。。。

 

頭でわかってはいても、

いざ朝を迎えると、

起きれない。。。

 

明日こそは!

 

 

ということで、本日のきほん。

「余裕がクオリティを高める」

余裕には2種類ある。

時間の余裕

心の余裕

この二つに余裕があることで、

プラスアルファの気配りができるようになる。

時間に余裕を持って、

時間に追われるのではなく、先回りする。

そうすることで、心の余裕も生まれる。

 

余裕に見える人って、

涼しげな顔して大変なことをやってたりします。

 

病院で言えば、ぱっと見忙しそうにしてなくて、

話しかけるといつでも気軽に応じてくれるのに、

結構な患者さんを受け持っていたり、

スケジュール見ると結構詰まってたりする。

 

この余裕は一体どこから?

 

見えていないところでささっと仕事をしていたり、

短い時間でも集中してやるから、

結果的に時間に余裕ができて、

それが心にも余裕を与えてくれる。

そしてさらに仕事が捗る。

 

良い循環が生まれる。

 

なんて書いていて、

なかなかそううまくいかないことが多いけど、

うまくやっている人は、

そんな感じなんでしょうね。

 

まずは、時間に余裕を持つためにも、

早寝早起き!(こんな時間に書いておきながら。。。)

 

 

 

今日、回復期病棟で働く同僚と話をしていて、

こんな話題がありました。

「コロナが流行り出して、外出の機会が減ってしまった80前後の女性。

それまでは、趣味や老人会などで友人と出かけたり、お茶したりできてたのが、

コロナをきっかけに自粛生活を余儀なくされ自宅に篭りっぱなし。

おかげで足腰は弱り、認知機能も衰え、

ちょっと歩いた拍子に転倒。

足の骨を折って入院。

手術をしてリハビリ目的に転院してきたけど、

その頃にはすっかり認知症が進んでしまって大変。」

 

まさにコロナ認知症

 

自粛で仕事が減ったり、

お店の経営が回らなかったり、

世間ではそういうニュースは沢山流れてるけど、

まだあんまりこういう話って聞かない気がする。

 

でも、医療の現場では、こういう流れで、

元気だった高齢者が、あっという間に動けなくなって認知症に、

なんてよくある話。

 

ましてやこのコロナ禍。

老若男女問わず自粛を余儀なくされている今日この頃。

若い世代はちょっとやそっと動かなくても、

すぐに動けなくなるなんてことはないけれど、

こと高齢者に至っては、

1週間も家から出なければ、

それだけで体力や筋力はあっという間に落ちてしまう。

外に出て転んで、

転ぶのが怖いから外に出なくなって、

さらに体力、筋力が落ちて、

いよいよ外に出られなくなって。。。。。

 

こういうところにも、

コロナの、自粛の後遺症ってあるんだなあと、

気づかされたお話でした。

 

目を背けるわけにはいかないけれど、

自分には何ができるだろうか。

 

 

おしまい。

 

明日起きれれば、何か書きたい!

きほん その4

気づけば、一週間なんて、あっという間に過ぎてしまいます。

 

みなさま今晩は。

なかなか投稿を続けるって難しいです。

 

ほんと、一週間はあっという間。

書こう書こうと思っていて、

ぼんやりしている内に書かず終い。

 

いかん、いかん。

 

 

ということで、今日のきほん。

「シンプルに考える」

時間をかけて、複雑なものほど、

クオリティが高い、

とは限らない。

余計なことはせず、

「何をするか」

よりも

「何をしないか」

を考える。

 

どうしても何かプラスでやることで、

多くをやることで、

よりわかるようになったり、

より深まったりするように感じてしまう。

 

でも、多くをやった結果、

返って分かりにくくなることもあります。

 

あの検査もやって、

この検査もやって、

そうすれば何かヒントが出てくるかも。

そうやってやった検査では、

何か引っかかったとしても、

あまり結果に結びつかなかったり、

返って病態がわかりにくくなってしまうことってあります。

 

あれも書いて、これも書いて、

そうやってできたカルテは、

情報量としては多いかもしれないけれど、

やっぱり読み返してみてわかりにくい。

 

 

ある程度あたりをつけて、

結果を予想した上で、

検査を絞って出す。

 

実際は、

そうは言っても広めに検査を出さざるを得ない時も多々あるけれど、

そこをただ漫然と出すのではなく、

結果を予想して、

鑑別を考えて、

その上で必要と思うものを出す。

 

そんな中で、

必要と思っていたけど、

実はいらない物はないか、

少しでもシンプルにできないか、

を常に考える

 

 

ただ情報を詰め込むのではなく、

いるもの、いらないもの、

陰性だけど必要なもの、

陽性だけどいらないもの、

それを取捨選択しながらカルテを作っていく。

 

少しでもシンプルに、

読みやすく。

 

 

それは自分のためでもあるし、

相手のためにもなる。

 

 

最近はちょっとシンプルすぎるカルテもあって反省。

明日から見直してみます。

 

 

急に寒くなってきましたね。

皆さまも体を暖かくしてお過ごしください。

 

 

おしまい。