コロナと働き方、そして今日もFACTFULNESS
皆さまこんにちは。
緊急事態宣言が解除されつつあります。
少しほっとしている方も多いのでは無いでしょうか。
都内はまだ宣言解除されていませんが、人出は増えてきている印象です。
私はというと、職場に復帰してから2週間が経ちました。
長かった…
働き始めの異常な疲労感は無くなり、
ようやく平常モードで仕事ができています。
コロナウイルスが猛威を振るい世界中が自粛という空気に飲まれましたが、
最近やっとそれが解除されつつあり、
日常を取り戻しつつあるかのうように見えます。
そんな中、
「宣言解除されたら前みたいに生活していていいのかしら」
「また通勤ラッシュの波にのまれながら仕事に行かなければならないのかしら」
と悩みを抱えているひともいれば、
「これからは新しい時代だ!」
「オンライン化でもう人と合わなくたっていいんだ!」
と新しい時代に期待を膨らませている人もいるかもしれません。
これから世の中はどうなっていくのでしょうか。
ビフォアコロナの世界に戻るかといえば、
おそらくそれは難しいのだと思います。
三密=悪、危険etc…といった概念が共通認識となりつつある今、
人が密集する空間に一定の恐怖感が植え付けられ、
ライブハウスや大規模なイベントなどは多かれ少なかれやりづらくなるでしょう。
リモートワークが強制的に実行された結果、
会社で仕事をしなくてもなんとかなっている部分がかなりあることもわかり、
わざわざ満員電車で通勤せずとも仕事ができる人が増えます。
そもそも満員電車はどう考えても異常。
それがなんとか成り立っていたのは、都内に会社や企業が集中し、
そこに行かないと仕事が始まらない、と思われていたから。
そういう予定調和で成り立っていた部分があります。
でもそれは今回のコロナをきっかけに変わるでしょう。
一極集中の時代が終わりを迎え、働き方も大きく変わりそうです。
会社にそんなに人がいらなくなったら、あの大きな建物はどうするんでしょうね?
私は病院勤務なので、今のところ出勤しないことには話になりませんが、
それもその内変わっていくんでしょうか。いや、変わるんでしょうね。
様々な期待や不安が今入り混じっている今日この頃。
ただ、その期待や不安にのまれてしまうと、世界は正しく見えてきません。
前回も書きましたが、そんな時こそFACTFULNESS(業者の回し者じゃありませんよ)。
「三密」「ニューノーマル」「withコロナ」「afterコロナ」などなど、
今世間では新しい言葉が飛び交っています。
まるで新しい世界が来ますよ!その世界での常識はこうですよ!
と言わんばかりに。
テレビやインターネットで情報を得ている以上、
それらから完全に離れることは難しく、多かれ少なかれ影響は受けます。
ただ、情報を得る時にそれを真に受けず、一歩引いてみる、
自分は自分の色眼鏡をかけて世の中を見ているのだと意識する。
それだけでも、ニュースから受ける印象、得る情報の精度は上がります。
世界が目まぐるしく変わる中で、焦りを感じる方もいるでしょう。
その「焦り本能」は危機感やプレッシャーを与え、考えることが出来なくなり、
結果、愚かな判断をしてしまうことにつながります。
焦ってる時こそ深呼吸。焦ってると気づくためにも深呼吸。
「三密」はもはや共通言語となりました。
コロナに限らず、感染という意味では一定のリスクを抱えた環境であることは確かです。
しかし、「三密=悪」では、ほとんどのライブハウスは営業できなくなってしまいます。
「単純化本能」に従ってしまうと、それが絶対の正義と思い込んでしまい、
全てのことにそれを当てはめようとしてしまいます。
シンプルな世界は美しいですが、複雑さも必要です。
複雑に絡み合い、密になることで生まれるエネルギーもあります。
どんどん新しい概念、価値観が作られていく中で不安や危機感を覚えることもありますが、
むしろそれは正常な反応で、
それを認識できるか否か。
「コロナのせいで」世界は大きく変わるのかもしれませんが、
「コロナのおかげで」より良い世界が作られると良いですね。
おしまい。