迷って悩んでそれでも歩く

仕事、Yoga、日々の迷いや悩み

夏過ぎて…北へ南へ、北海道と大分の話

夏がついに行ってしまった…

えっ、もう?と思わせつつ、一旦は帰ってきてくれた夏。

いつしか秋の空気に変わり、夏の気配は何処へやら。

夏が帰ってきた!と9月下旬まで喜んでいたのが懐かしい…

秋になりましたね。

 

 

9月に夏休みをとって北海道に行ってきました。

初の北海道。広い空、広い大地。

一発で好きになりました。なぜもっと早くこの地に足を踏み入れなかったのか…

 

宿泊先はこれまた初の星野リゾート

トマム。トマトみたいな名前ですが、ちゃんとしたホテルでした。

新千歳空港から車を走らせること2時間ほど。忽然と姿を現したタワー。

ザ・タワーという名前の通り、ドーンと大きなタワーが立っていました。

ムーミン谷に立ってそうなイメージでしょうか。

 

広大な自然の中にあるホテルには様々なアクティビティも用意されていて、

ほぼ放し飼い?の牛や羊たちと触れ合えたり、ハンモックに揺られたり、

屋内プールがあったり、雲海を見るのに特化した展望spaceがあったり…

1日じゃとうてい遊びきれません。

今回は2泊しましたが、も一泊あっても十分楽しめたはず。

 

今回のアクティビティのメインは、「どんころ野外学校」という団体が主催していた、

one day forest tourというもの。

ざっくり言うと、マウンテンバイクで山の中を走り抜け、湖をカヌーでプカプカするという企画。

マウンテンバイクでの走行道は、十勝平野石狩平野をつなぐ狩勝峠をかつて走っていた機関車が

走っていた道の跡地。

地元の人たちが、機関車が走っていた歴史をちゃんと残しましょうと、

自分たちで定期的にその道を綺麗にしているんだとか。

そのおかげで我々がめちゃんこ楽しい体験をできている。

ありがとう!

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ちなみにここに写っている人がガイドのりゅうさん。りょうさんだっけ?

ちょくちょく立ち止まっては、植物の話、動物の話なんかをしてくれました。

 

お昼ご飯を食べて、午後は湖でカヌー体験。

カヌーに乗るのは初めてでしたが、乗り方を教えてもらえると案外いけるもんですね。

転覆せずにのれました笑

 

当日は天気も良く、最高のカヌー日和。

静かな湖の上をすい〜と漕いで行く気持ち良さ。

ずーっとここにいたい…

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暫く漕いだところで、浅瀬に上陸。

そこで見つけた一本の折れた木。

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「この上の小さい穴は誰が開けた穴かわかる?」

「熊ですか?」

「まさか笑」

「なんでしょう…」

「これはキツツキが開けた穴だね。中に虫がいたってことだ。だからこの木はけっこう古くて、中もスカスカ。下にもう少し大きい穴があるでしょ?これはこのキツツキが巣を作ったってこと。そこが脆くなって折れたんだろうね。」

「はあ〜…」

「上の穴の近くに2つキノコが生えてるでしょ。傘の向きからみてこの2つは同じ時期にできたキノコだね。木の中に菌糸がどんどん増えていって、それで表に出てきたのがキノコだからね。もう少し向こうに、向きが違う小さなキノコがあるでしょ。あれは、向きから、この木が倒れた後に生えてきたキノコってことになるよね。」

「ははあ〜…」

 

こんな木1本に、そんなに沢山のストーリーがあるだなんて、思いもしなかった。

この話を聞いてる最中に、自然の営みへの畏敬の念といいますか、

なんともいえない感動を感じました。

それを伝えるガイドの仕事も素晴らしいなと。

 

 

今日はここまで。

 

夏は去ったといいつつ、明日も最高は30度。

夏よ、戻っておいで〜。

 

 

おしまい

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